なぜ勉強しないといけないの?
なぜ勉強しないといけないの?
このように、お子さんから質問を受けた場合は、何と答えてあげますか?
こういった話も耳にしたり、言ってみたりしたことはありませんか。
「学校の勉強何て、社会に出たら全然役に立たない」
「会社は学校とは違う」
「良い高校や大学を出たけど会社で活用出来ない」
如何でしょうか?
耳にしたことはありませんか?
では、最初に戻りましょう。
「なぜ勉強しないといけないの?」と、お子さんに質問されたときに即答できますか?
- 良い学校に行くため。
- 大きな会社に入るため。
こんな感じでしょうか?
これによく似た質問としては、「学校になぜ行かなければいけないの?」もあると思います。
ここからは、あくまで私の持論となりますので、賛否に別れるかもしれませんが、塾の生徒に質問されたと仮定して答えていきたいと思います。
色々とあるとは思うのですが、例えば協調性や競争力を養うや、礼儀や常識を学ぶでも良いと思います。
ですが、私の持論は少し違います。
自立型個別学習塾IKUTO(イクト)のイクトとは、漢字に直すと「育人」と書きます。
学びを通じて「人を育てる」という意味合いがあります。
なぜ勉強をしなければいけないのか?
それは、色々な教科を勉強することにより、知らず知らずの内に様々な脳の使い方を学びます。
これが社会に出てから大きくモノを言うのです。
会社に入れば色々な仕事上の問題や悩みが出てきます。
簡単に言いますと、「答えのない問題」を社会に出たと同時に、いくつものこの問題を解いていかなければいけないのです。
仕事上のトラブル、人間関係のトラブル、仕事内容の分野別の知識、与えられた仕事の結果を出すという重圧、あげ始めるとキリがないぐらい、このような答えのない問題をたくさん解いていくことになります。
その答えのない問題の中から、「もっとも最善の答え」を導き出すことが出来るようになるために、学校の勉強で色々な脳の使い方を学んでいると思っています。
そう考えると、決して学校で行う勉強は無駄ではありませんし、社会に出てからも十分通用する大人になるでしょう。
協調性や競争力、礼儀や常識は、社会に出れば嫌と言うほど学ぶことになりますので、その下準備として学校がありますが、その部分が社会に出たら通用しないと言われる由縁だとも考えています。
それはなぜかと言いますと、今の学校教育では、この部分を教える事に限界があるからです。
良い高校に入るため、良い大学に入るため、良い会社に入るため、この中にしっかりとした理由と芯がないと、どこかで躓いてしまうことでしょう。
また、学びを通じて「集中力」「忍耐力」「持続力」「達成感」のループを身につける事が出来れば、自ずと成績は上がりますし、社会に出てからでも十分に能力を発揮できます。
このようなことから、結果といたしまして、「なぜ勉強しないといけないの?」「学校になぜ行かないといけないの?」という質問に対して、明確に答えを出すことが出来るのではないでしょうか。
勉強しなさい!
成績を上げなさい!
良い高校や大学に入りなさい!
こう言われ続けたお子さんほど、「なぜ勉強しないといけないの?」と内心思い矛盾を感じながら勉強をしているのです。
ここを自力でクリアー出来るお子さんは、ほんの一握りです。
ですので、「勉強をなぜしないといけないのか?」という疑問に、明確な答えをぜひ提示してあげて下さい。
心がクリアーになりますと、勉強に対する姿勢や伸びる速度が格段に上がっていきます。
当塾の生徒達には、会話を通じて遠回しで体に自然と染みこむように、声がけを行っています。
自然な会話が一番浸透しやすいので、この手法を取っています。
もちろん、このような話をしないで良いタイプの生徒もいます。
それは、どのような生徒かと言いますと、しっかりとした目標や決意を持った生徒です。
正直なところ、そういう生徒は1割にも満たないのが現状ですが、決してゼロではありません。
そのような生徒を見ると、非常に頼もしく思えます。
長くなりましたが、学校に行くことや勉強をすることは、将来社会に出たときに必ず役に立つということです。
あくまで、私の持論ですので、これに変わる言葉でも構いませんから、勉強をする意味を考えて頂き、お子さんに明確な理由を伝えてあげて頂きたいと思います。