不登校児童生徒でも出席扱いに!
不登校になる要因はさまざまだと思いますが、発達障害などによる勉強の遅れからくるテストや成績の下落、その事が原因によって最終的にたどり着くのが「いじめ」からくる不登校児童生徒が多いと思います。
最近ようやく認知されてきました「発達障害」「学習障害」「ASD」「ADHD」などの言葉ですが、まだまだ理解度は低すぎると感じております。
特に学校での理解度が低いと言わざるを得ない部分が、不登校児童生徒に不利にならないよう、文部科学省が打ち出した「不登校児童生徒の出席扱い」を知らない先生があまりにも多い事があげられます。
今までも、不登校児童生徒に対する文部科学省の指針はありましたが、逆に不登校児童生徒は増え続ける一方でした。
※文部科学省HPより引用
そこで去年2017年7月、本格的に不登校児童生徒に不利にならないような指針を文部科学省は打ち立て、各都道府県の教育委員会に通達が出されたのです。
この文部科学省が打ち立てた指針の「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」は、ようやく重い腰を上げたかと思える内容でした。
不登校児童生徒は、欠席扱いだけではなく、各提出物も出来ずテストも受けられず、不登校児童生徒の思いとは裏腹に、高校受験で大きく響く内申点は下がり放題という悪循環を行い続けていました。
ですが、下記に記してあります条件を満たす事が出来れば、自宅学習(通信教育などの活用)で出席扱いとなり、安心して勉強に取り組め学力を上げ、最終的に学校へ復帰させるという施策なのです。
1、保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
2、ITや郵送、FAXなどの通信方法を使った学習活動であること
3、訪問等による対面指導が行われること
4、生徒の理解度をふまえた計画的な学習プログラムであること
5、校長が、対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
6、学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
7、学習計画や内容が、その学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること
※文部科学省「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」より引用。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/06041201.htm
↑文部科学省HPにて詳細をご覧下さい。
当塾は不登校児童生徒の受け入れを、自宅学習という形で行っております。
一番良いのは、塾で学びながらコミュニケーションをとる事から、心のケアを行い学校への復帰を第一に考えていますが、それが難しいお子さんには、親御さんと連携を取りながら自宅学習での学力アップと、お子さんとのコミュニケーションを最初はメールから、慣れてきたらSkypeなどのネット通話を活用し進めます。
ご要望がございましたら、学校側との接点になり直接話をしに行くことも可能です。
この文部科学省が出した制度を活用しないのは非常に勿体ないですし、親御さんやお子さんの苦悩を少しでも和らげてくれる制度だと思っております。
ですが、現状は先ほども言いましたが、学校側の認知度が低すぎるという事です。
先生も学力が低い生徒や、不登校児童生徒に対しての家庭訪問、教室ではない場所でのテストなど、努力はされているのは分かるのですが、学校側から「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」の話を聞いた事がありません。
このような素晴らしい制度を活用しない学校側の認知度はどうなっているのでしょうか?
相変わらず、教育委員会からの通達が徹底されていないのかもしれませんね…
頑張っている学校の先生のためにも、周知徹底をしっかり行ってもらいたいですし、せっかくの素晴らしい制度を大いに活用して、1人でも多くの不登校児童生徒を学校へ復帰させれる環境作りの方に注力して頂きたいと切に願います。
不登校児童生徒をお持ちでお悩みの親御さんがいらっしゃいましたら、当塾へ一度ご相談ください。
微力ながら全面的にサポートさせていただきます。
このHPにありますお問い合わせフォームからでも結構ですし、お電話でも構いません。
お子さんの将来の選択肢を幅広く増やすためにも、まずは第一歩を踏み出してみませんか?
どうぞ、遠慮なくご相談くださいませ。