ドイツから福知山での一夏の思い出!
7月の下旬にドイツ在住の方から、あるお問い合わせを頂きました。
もともとご出身は福知山の方で、アメリカ人の方とご結婚をなされ、仕事の関係でドイツに住んでいるとの事でした。
毎年、夏休みは福知山に帰省されるそうなのですが、お子さんが小さい頃にドイツに移り住まれたため、帰省してもお子さんを有意義に過ごさせるのが大変だそうです。
確かに、小さい頃からドイツに住んでいるわけですから、福知山に来てもやることは限られるでしょうし、お友達といっても幼少の頃なので覚えてない訳ですから、毎年楽しませる事も難しいでしょうね。
そこで、当塾のロボット体験会をWebサイトで見つけて下さり、10才のお子さんが大変興味を持たれたため「入会は出来ませんが体験分の費用はお出ししますので、体験できないでしょうか?」というのと、「日本語は話せますがドイツでの授業で学力がついているのか心配なので、塾で勉強を見て欲しい」という簡潔にするとこのような内容のお問い合わせでした。
ですが、お問い合わせの内容を見ただけで、日本で有意義に過ごさせてあげたいという想いがひしひしと伝わってきましたし、勉強に関してもそうですが非常にお子さん思いの良いお母さんだなと感心させられました。
ですので、当塾にしか出来ない思い出作りを、ぜひしてあげたいと思いました!
早速、メールでスケジュールを打ち合わせし、ロボット教室の体験はもともと無料ですから、料金を頂くつもりもありません。
ただ、勉強を見るのは教材を使用しますので、2日間合計3時間分の料金だけ頂くことにしました。
(料金はいくらかなんて無粋なことは言いませんが、他塾では絶対まねの出来ない料金ですw)
そして、ロボット体験の日がやってきました。
明るくて素敵なお母さんと、将来が楽しみな良い顔立ちのお子さんが塾に来られました。
お子さんが作成するロボットは、体験用の簡単なロボットで、その作成中にお母さんからドイツの授業内容を詳しく聞き、授業の構成を頭の中で構築していきました。
その話の最中に、いくら体験用のロボットとはいえ、何の質問も無くそれも素早く作り終えたのには、さすがにビックリしました。
そして、次の日から勉強会を行いました。
科目は英数国です。
勉強中に質問が何度かあったのですが、やはり日本のお子さんと視点が違うんですよね。
質問内容も深いですし、問題の内容に関してと言うよりは、そこに付随する内容の質問が多かったです。
質問内容は企業秘密ということでw
余談ですが、ドイツの学校はお昼までだそうで、遅くても13:30には終わるそうです。
また、E君曰く「ドイツはゆとり教育ですから」とのこと。
どこぞの国がおもいっきり失敗したやつや~!!!
っていうのは置いといて、普通に英数国は十分な学力を持っていました。
勉強を頑張ったご褒美と良い思い出作りに、最後のサプライズ。
ドイツに戻る3日前に、もう一度ロボットを作成する日を作りました!
今度のロボットは一筋縄ではいかないロボットです。
何せ体験用ではないロボットですからw
それでも、全くロボット作成に関しての質問はなく、唯一あった質問は「ダミー電池ってなんですか?」「どういう働きをするのですか?」って、
うちのロボット教室の生徒から一回も聞かれたこと無い質問が来ました(苦笑)
そうこうしているうちにロボットが完成した模様です。
それではスイッチを押してロボットを動かしてみよう。
カチッ!
動いた瞬間に即動きが止まりました。
さて、ここからは間違い探しです。
どこで間違えてたかE君は分かるかな?
ここで1回だけ初めてヒントを与えました。
ロボット教室で作成するロボットは、ちょっとしたミスもズレも許しません。
全く動かないか、モーターに負荷がかかり部品がバラけるときもあります。
そして、無事に完成!
E君は観察力と集中力がかなり高かったですね。
その後、お母さんが迎えに来るまで時間が少し余ったので、タイピングの基本を教えてタイピング練習を行いました。お母さんが「楽しかった?」とE君に聞いたところ「楽しかった」と言ってくれましたので、私も嬉しく思いましたし、このご縁に感謝しました。
1つのお問い合わせから始まった交流でしたが、私自身が良い体験をさせて頂きましたし、ドイツの話を色々と聞けて良かったです。
E君は今年の夏休み有意義に過ごせたかな?
ドイツに戻っても、たまには当塾で勉強したことや、ロボットを作成したことを思い出してね♪