2020年からセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」とは?

2020年からセンター試験に代わる「大学入学共通テスト」とは?

2020年度からセンター試験が廃止され、新たに「大学入学共通テスト」が導入されますが、今までのセンター試験とはどのように違うのでしょうか?

 

今回はその違いと、取り組み方についてお話ししたいと思います。

 

まず、センター試験は2020年1月(2019年度)を最後に廃止されます。

そして、2021年1月(2020年度)より大学入学共通テストが実施されるのですが、実は2017年11月にプレテストを行いこのプレテストを年々重ねていき、本番の2020年度に完成をさせるようなのですが、簡単に言いますと、現行のセンター試験よりもかなり難易度が上がるのが「大学入学共通テスト」と言えます。

2017年11月に行われたプレテスト(5万人規模)では、国語、数学Ⅰ・数学A、物理、生物において正答率が60%を越えず、各科目においても全体的に正答率は下がっている状態でした。

 

では、従来のセンター試験との違いはというと、今までは問題の解答をマークシート方式で行われていたのですが、ここに記述式問題も加わるというのが大きな違いと言えるでしょう。

 

2017年11月に行われたプレテストでは、国語の記述式問題が3問出されましたが、3問目の正答率が1割を越えなかったという衝撃的な結果に終わっています。

 

この記述式が導入されるのは、現状で国語と数学、英語に関しましては後でお話しをさせて頂きますが含まれます。

 

数学は「数学Ⅰ」の範囲から3問出題される予定ですが、プレテストの結果も散々たるもので、正答率がかなり低く無回答率も高くなっていました。

 

また、2024年度以降には、地理や歴史、公民、理科の分野にまで記述式を導入するといわれています。

 

英語に関して言いますと、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能が必要となり、今までのセンター試験のような「読む」「聞く」だけでは無くなりますので、その難易度がいかに上がるかがおわかり頂けるかと思います。

 

英検3級以上をお持ちの方ならお分かりになると思いますが、英検3級以上はこの4技能が必要ですよね。

なので、英検3級以上の取得を目指す学生もかなり増えました。

 

ですが、「話す」と「書く」に関しては、当日の大規模な受講生の数に対応しきれないとして、4技能評価を行っている民間の資格・検定試験を活用する事が提示されています。

 

TOEFL、TOEIC、実用英語技能検定(英検)など、高校3年生以降の4月~12月の間に受験した2回までの資格・検定試験結果が大学に提供されるようになります。

 

このように、今までのセンター試験から比べると大きな変化を見せる大学入学共通テスト!

本番の2020年度までに、調整が間に合うのかどうかが心配なところですね。

 

 

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